ウェブサイトが誰でも作れるようになり、サーバを借りている人も多いかと思います。
サーバと自分のパソコンの懸け橋となる FTP クライアントに皆さんは何を使っていますか?
今回紹介するのは数ある FTP クライアントの中で私が使っている FTP クライアントの「Transmit」です。
(2016/9/3現在 4100円)
どんな特徴を持つか
通常の FTP クライアントとしての機能は当然持っています。
そんななか Transmit にしかない機能として、FTP サーバをディスクとしてマウントできる機能があります。
つまり、FTP サーバのデータが入った USB メモリをパソコンにさしたように Finder でファイルの操作をすることができてしまうのです。
この画面が Transmit を開いた時に現れる画面です。
ディスクとしてマウントしたいサーバを選択し、マウントのボタンを押します。
すると Finder にマウントした状態で出てきました。
あとはサーバだと意識することなくローカルシステムとして扱うことができます。
もちろんファイルの変更があった場合はその都度、サーバに変更点がアップデートされていきます。
どう便利か
この機能の何が便利かというと、ローカルにあるアプリケーションでサーバのファイルをいじることができるところにあると思います。
例えば私の場合でしたら、通常プログラムの編集は Sublime Text を使っています。
そしてサーバのファイルの編集には Vim を習慣的に使用しています。
ですがどうしても Sublime Text で編集したほうが効率が良いのです。
そんなときに Transmit を使い、ファイルをローカルにあるものとして扱うことで Sublime Text での編集を実現できるのです。
他にも、このマウント機能を使うと、ローカルのターミナルでサーバのファイルをいじることができます。
これにより、サーバに入っていない・使うことのできないコマンドを使うことができるようになります。
作業効率が非常に高くなる想像ができると思います。
どこで買うべきか
Transmit は公式ウェブページと Mac App Store で買うことができます。
ですが、公式ウェブページの方が安いです。
2016/9/3 の時点では公式ページでは3400円、 App Store では 4100円。
ですが、僕は App Store で買うことをおすすめします。
なぜなら今後のアップグレード込の値段だからです。
公式ページには、前のバージョンから現在のバージョンへのアップグレードは1900円と書かれています。もしひとつ前のバージョンから現在のバージョンへアップグレードしたらそれだけで App Store よりも高くなってしまいます。
また、パソコンを変える時などに App Store で買っていた方が何かと便利(めんどくさくない)です。
(※公式で買った場合もサポートしています。)
最後に
今回は FTP サーバをディスクとしてマウントすることができる「Transmit」を紹介しました。
私は有料の FTP クライアントは Transmit しか使用していませんが、大変満足しています。
多くの FTP クライアントの中からどれを使うかの参考になればと思います。